松下石油温風機事故、社員を書類送検」

 アンチンチンさんから、「理系」と言う言葉が気になる、と言う書き込みは納得できます。「理系」といってしまうと何かの恣意的な意志を感じてしまう可能性はありますよね。その答えはちょっと保留させていただいて、今日は、表題のニュースについて。
 これは、TBSのネットのニュースの記事を見ました。あと、NHKのラジオのニュースも聞きました。「理系の目」としては、ちょうどいい題材かも。
 「この男性社員はホースを交換する際、潤滑油を使用するなどマニュアルにはない工程で修理を行っており、警察はマニュアルどおり修理を行っていれば事故は防げたと見て、会社ではなく、社員個人の過失と判断したものです。」とTBSのネットニュースで書いてありました。
 NHKのニュースとあわせて考えると、この男性の個人の過失を問うべきかちょっと疑問です。ニュースの記事から想像しての考えなのであやふや覚悟ですが、想像するに、取り替えるホースを取り付けるのに、狭い作業スペースではホースがなかなか差し込めない、よって、グリースをつけて装着したため、それが逆に外れやすくしてしまった、ということと理解しました。ここで、グリースを使って装着したことが過失に問われているようです。
 僕の経験では、ホースの装着と言うのは、潤滑で大きな差があることが理解できます。ぜんぜん入れることができないホースが、ちょっと潤滑剤をつけるだけですんなり入ってしまう。それは月とすっぽんの世界なのです。これって、マスコミには理解できないでしょうね。ホースを付けると言う作業にグリースの有り無しの差を理解するにはやった人しかわからないでしょう。
 真の原因は、作業スペース(装着するのに必要な力を加えることができるストロークを得ることができるスペース)が確保できないと装着できないホース取り付け位置にあると思います。その製品に、排気ホースをつける場合の部屋の構造が松下電器に十分想像できなかったということです。それを無理につけざるを得なかった現場の作業者が送検されてしまった、と言うことが今回の事件の真相ではないでしょうか。よって送検された作業員のおじさんはかわいそうと言うのが僕の意見です。
 松下の開発技術者の責任は問うべきだし、ひょっとしたら、装着する技術者は「こんなところには設置できない」といったかもしれない。その上で無理やり購入者が設置させたかもしれない。
 製品の使われ勝手をいかに多く類推できるか、これは、西欧メーカーに大きな責任があるが、使う側もそれがある程度できるようにならないと、科学は進化しない。

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