NHKBS 「超常現象」 冒頭の日食話は同意だが、その後なんで幽霊という単語が出るの

 この番組は、世の超常現象話を肯定する側か否定する側か、今見てるので判断できない。
 出演者として阿部寛が出てきた。なんかテレ朝のトリックにかぶっちゃうじゃん。どんとこい超常現象、だっけ?科技大教授の上田次郎。

 冒頭に阿部寛が架空の超常現象研究者に会うシーンがある。科学者は日食の話をする。それはまさに僕が常日頃思っている事と全く同じ。つまり
『昔、日食は超常現象だったが、今はそのメカニズムを知っているのでだれも不思議がらない』ということ。しかしその後に言うことが違う。僕は『だから、超常現象も解明すれば霊や宇宙人ではなく物理現象として説明できるはずだ』と思うが、番組に出てきた学者は『だから、今も超常現象は存在する。霊の存在を研究しなければならない』という。いやそうはならないだろ。

 番組のドキュメンタリーはイギリスの幽霊スポットの古城の調査を追う場面になった。
 調査する中でスタッフが冷気を感じたということで、そのメカニズムを日本の研究機関でのネズミの実験から「恐怖を感じると動物は体温を下げる」と説明した。いやいや、人が感じる寒気も調査対象なら調査中の人の体温変化も測定しとけよ。なにも日本のネズミ実験なんか不要じゃん。
 で、この古城での調査の結論は、人の顔に認識してしまうパレイドリア現象による見間違い、発光現象については電磁波による脳内で起こる幻覚ということになった。しかし、電磁波の発生理由、物が動く現象はまだ解明できなかった。
 調査するメンバーが言った。「我々は幽霊の存在を見つけようとしているのではなく、いろいろな現象を解明したいのだ」。その通り。心霊現象といわれているものを「霊」と結論づけず、メカニズムを解明することが重要である。

 次は臨死体験についてだ。臨死体験学会があるらしい。研究者は臨死体験社の調査で共通する現象があると言う。トンネルとその先にある光、関係する人など。それらは、脳が低酸素状態になった為に起こる現象と同じで、これが原因と考えられるとした。
 しかし、幽体離脱現象はどうか。これも多くの臨死体験者が経験した現象だ。これも実験から脳が錯覚した結果とみられている。臨死体験者は、体験したからこそ死後の世界を見たと言い張るが、その体験自体が錯覚だとすると、体験者には反論できないだろう。

 次は、生まれ変わり現象。前世の存在だ。これに対する現時点の科学的見解は、「幼児健忘期に起こる間違った記憶のすりこみ」ということらしい。しかし、まだ例外もある。登場したライアン君は、生まれ変わりの人物が特定されたということで、これについては「物理現象では説明できない意識の空間がある」とか言っていた。

 霊の仮説として「脳の中に素粒子より小さい意識というものがり、これは人から出入りできる」ということらしい。まあ、仮説、ということならあってもいい。それを実証するのが科学なのだから。これを仮説ではなく真実だといったら科学ではなくなる。

 さて、番組を観た感想。
 世の超常現象を信じたい人たちは、科学的アプローチ方法を理解してほしい。霊が存在すると信じるのはいいが、信じただけでは存在の証明にはならない。コツコツと事実を集め、検証・実験し多方面から解析して、真実であると認められるのだ。それを、不思議な現象を見た時、即「霊だ」というのは、あまりに努力しなさすぎ。科学者は事実の証明に時間と労力を費やし一生かけて努力するのだから。
 

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この記事へのコメント

あんちんちん
2014年01月11日 22:57
再現性を普遍的に共有できないもの(いい加減な定義ですが)はフィクション!ですね。そこへ科学を語ってもドンキホーテ以上にならないですね。詐欺師、占い師、牧師、坊主の世界です。

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